ファドの旅の記録を投稿中です。
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リスボンの9日目。滞在もあと丸2日。
土曜日のこの日は、
ポルトガルギター奏者のセルジオさんと
街中の建物の前で待ち合わせをし、
狭い階段を上がっていきました。
2階に上がると、
カフェと並んで中くらいのホールがあり、
ホールには椅子が並べられていました。
ファドのコンクール、のようなものだそうです。
舞台側には審査員席が設けられています。
セルジオさんはその伴奏演奏でした。
20代らしき女性が3人、
20代であろう男性が1人
50代くらいの男性1人、
60代くらいの男性1人、
70歳は過ぎているであろうご年配の男性1人
が歌いました。
それぞれ個性的で魅力的です(^ ^)。
1人3曲ずつ歌うのですが、
50代らしき男性は
2曲目で歌詞がわからなくなってしまい、
歌いなおそうとしましたがうまくいかず、
そのままやめて立ち去ってしました。
ご年配の方の歌からは人生の深みを感じ、
若い人の歌からは熱のある輝きを感じました。
聴いているお客さんは
全員がお互いを知っているようで、
挨拶や会話で終始賑わっています!
80席くらいの会場がパンパンです。
この会場で、5日目の夜に行った
アルファマのファド・ハウスで歌っていた
ジョゼさんとジョアナさんに会いました!
またもや感動の再会です^ ^。
モウラリアのファド酒場で会った
明るい元気な女の子にも再会しました。
わ~また会えたね~!って抱き合いました😊
良い意味で狭い世界なんだなぁ🎵
コンクールは
一番最初に歌った女性が1位、
若い男性が2位、だったようです^ ^。
セルジオさんとお会いできるのは、
今回の滞在でこれが最後。
会うたびに
「大丈夫だよ、リラックスして」
と言ってくれたセルジオさん。
「音楽とリラックス、プレッシャーは無し。
これが僕の人生だよ。」
と優しい笑顔で話してくれたセルジオさん。
感謝の気持ちをたくさんたくさん伝えました。、
本当に本当にありがとうございました。
セルジオさんや再会した人達に別れを告げて、
Politeama劇場へ向かいました。
ミュージカル『Severa』を観ました。
伝説のファディスタ
マリア・セヴェーラのお話です。
もちろんポルトガル語ですか、
お芝居自体と
ストーリーの概要を説明する字幕が英語とで、
なんとなく筋を追いました^ ^。
私は人の声が好きなんだな。
コーラスに感動して、思わず涙が✨
ミュージカルを観終え、食事をして、
アルファマに戻りました。
まだ10時前だったので、
お友達に紹介されたアルファマのファドのお店を目指すと、
土曜日だというのに閉まっています。
実は別の夜にも来てみたのですが、
その2回とも、もやはり閉まっていました。
今回は残念でした。
そのお店の2件隣に
Fado Vadio の有名なお店があったので
入ってみました。
不機嫌そうな店主のおじさんに
「食事はしない、飲み物だけ」と伝えると、
ちょっとイヤそうな顔をされましたが、
もう10時過ぎだしねぇ…。
メイン女性ファディスタは
迫力ある渋めの、ファドといえばこういう声!
という歌に感じました。
このメインの女性以外にも
次々と街のファディスタが登場します。
午後にコンクールで歌っていたおじさんが、
あら、ここでも!
実直で真面目、まっすぐな歌です。
若い女の子は、
調をギタリストに伝えられなくてマゴマゴしたり、
歌詞がわからなくなって
途中からナナナ…と歌っていました。
(大勢のお客さんが一緒に歌詞を歌って、
彼女を助けていました^ ^)
調がうまく伝えられなかったり、
歌詞を忘れてしまったり、
それって現地の人でもあり得ることなのね!と、
私はちょっとホッとしたのでした^ ^。
細いとてもかわいい声で、
その中で緩急があって、
あぁ、こういう声もありなんだなぁ、
と教えてもらいました。
もう1人登場した若い女性は声量があって
とてもうまかったし、
ちょっと緊張気味のおばさまも
一生懸命で素敵でした。
司会のおじさんが最初と最後に歌って
場を締めました。
どうやら、とても有名なポルトガルギター奏者さんが
数曲演奏していたようでした。
うまい人だなぁと思って聴いていましたが、
あとで有名な方だと気付きました^ ^。
色んなファドをたくさん聴けて良かった^ ^。
音楽的に充実した1日でした♪
☆「ファドの旅~リスボン滞在10日目」に続く。
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