ファドを歌ってみませんか?
ファドって、ご存知ですか?
~~~~~~~~~
ファドはポルトガルの民族歌謡。
ポルトガルの代表的な音楽です。
主にポルトガルギター(ギターラ)と
クラシックギター
(現地ではヴィオラ・デ・ファドと呼ばれます)
で伴奏され、
愛や人生の
悲しみ、絶望、希望、喜び、サウダーデ…
などを歌います。
「サウダーデ Saudade」に
これという日本語の訳語をあてるのは
なかなか難しいのですが、
郷愁、懐かしさ、恋しさ、慕情、思慕、
切なさ、胸に込み上げてくるもの…
といった感じでしょうか。
またファドは、
ポルトガルという国や
リスボンの街の美しさ、愛着なんかも
歌ったりします。
(ちょっとご当地ソングっぽい感じ^^)
1820年代に生まれたとされるファド。
その歴史は約200年程。
19世紀中頃にリスボンで活躍した歌手
マリア・セヴェーラの歌唱と存在が、
ファドを現在の地位にしたと言われています。
「ファドの女王」と称されるファド歌手
アマリア・ロドリゲス(1920~1999)が
ファドを世界的に有名にしました。
1970~90年代に幾度か来日して
コンサートを行っています。
ファドは2011年に
ユネスコの無形文化遺産に指定されました。
日本では、
ファドに惚れ込んだ
歌手の ちあきなおみ さんが
ファドのメロディーに
日本語の独自の歌詞を付けた
楽曲を歌ったアルバムを
1983年に発表しています。
ちあきなおみ『待夢(たいむ)』
アマリア・ロドリゲスのレパートリーであった
「暗いはしけ Barco Negro」
「難船 Naufrágio」
「孤独 Solidão」
などのメロディーに日本語の歌詞が付けられ、
ちあきなおみさんの世界に。
~~~~~~~
ポルトガルでファドが聴けるのは 主に
「Casa de Fado」(または「Casa do Fado」)
と呼ばれる、飲食ができるお店です。
(Tasco や Tasquinho といった
居酒屋的なお店でも)
リスボンのアルファマ地区にあるカーザ・デ・ファド
リスボンの街を訪れると、
毎夜 どこかで、
いえ、あちこちで!
ファドが鳴り響いています。
高級な構えのレストラン
気軽な酒場風のお店
プロ・アマ問わず様々な人が歌を披露するお店
などがあり、
ワインを飲みながら静かに聴き入ったり、
時には声を合わせて歌ったり、
キッチンで働いていた人が歌い出したり、
客席に座っていた人が歌い出したり、
人々がファドを楽しむ形は様々です。
~~~~~~~~
ちなみに
ファドと呼ばれる歌には大きく2種類あって、
首都リスボンで歌われるファドと
中北部の都市コインブラで歌われるファドは
違ったものになっています。
(その違いについては、また別の記事で^^)
私が歌っているのはリスボンのファドです。
~~~~~~~~
ファドはとてもとても
懐(ふところ)の深い音楽だと思うのです。
あなたそのままが 歌=ファド になります。
今日を精一杯生きるその姿が歌に映しだされます。
若い人が歌うファドのひたむきな輝きも
経験を積んだご年配の方が歌ういぶし銀な響きも
いわゆるアマチュアの方が歌う真っ直ぐな情熱も
プロのファド歌手の胸に迫る歌唱も
外国人の私たちが懸命に歌うファドも
すべて素晴らしい
すべてがファド
そんな世界だと私は感じています。
そんなファドを愛しているのです。
~~~~~~~~
ファドの魅力を、
そして
ファドを歌う楽しみを
多くの人に知って欲しい。
ファドの懐の深さに
あなたの歌を、あなた自身を
寄り添わせてみてください。
きっとこれまでとはひと味違う
歌の世界が見えてくると思います。
~~~~~~~~
ファドのレッスンでは
〇ポルトガル語の発音や意味からお伝えします。
〇ポルトガル語をご存知なくても大丈夫です。
〇楽譜はほぼ使いません。
〇なので楽譜が読めなくても大丈夫です。
〇歌いたい曲を持って来て頂くのは大歓迎ですし、
〇特に希望曲がない場合は
〇曲をご提案しますので、ご安心ください。
<レッスン料金>
◇お試しレッスン:3,000円(初回1回1時間)
◇単発:1時間 8,000円
◇月謝制:月2回(1回1時間)14,000円
◇◇◇◇◇月3回(1回1時間)18,000円
◇
<レッスン場所>
◇◆藤沢エリカの自宅音楽室
◇ (東京都文京区、JR山手線の駅から徒歩6分)
◇または
◇◆ZOOM/SKYPEによるオンラインレッスン
グループレッスン(2名以上)や
出張レッスン(交通費別途)をご希望の場合も
どうぞお気軽にご相談ください♪
ご一緒にファドを楽しむ時間を持てますことを
楽しみにしております。
お問合せ・お申込みは
こちらのフォームからお願い致します。
~~~~~~~~
★歌のレッスン&ワークショップのご案内はこちら
★リスボン/ファドの旅を綴ったブログ記事はこちら
★歌い手 藤沢エリカ のプロフィールはこちら
~~~~~~~~~
コメント