ポルトガルのリスボンにやって来ました。
出発から、トラブル発生！！
乗るはずの飛行機は羽田空港からの便なのに
まるで気づかず成田空港に行ってしまい、大慌て！
タクシーで移動し、
ギリギリ乗せてもらえるというハプニング～
大きな厄落としになったかな(^^♪。
無事リスボンに着いた翌朝は快晴！
実質1日目となった日のお昼間は、
アルファマ地区に借りたアパートの周辺を散策。
GPS（グーグルマップ）のおかげで
道に迷わない！！
スーパーマーケットに買い出しに行ったり、
まずはリスボンの空気に体を慣らします♪
今回の旅の目的は
ファドを浴びること！
たくさん聴くこと。とにかく感じること。
~~~~~~
「ファド（リスボンのファド）」とは、
ポルトガルの民衆歌謡で、
人生の哀しみ、喜び、愛、
街の美しさや誇りなどを歌っています。
（ウィキベディア参照 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ファド）
~~~~~~
リスボン市内の
アルファマ地区やバイロアルト地区には
ファドを聴かせるレストランがたくさんあり、
毎晩あちらこちらで
ファドが演奏されています。
夕方、
お友達のポルトガル人ギター奏者セルジオさんが
レギュラーで演奏するお店を訪ねました。
１階がファド・レストランになっているお店の
地下に少し小さめの空間があり、
そこで17時から、気軽にファドが聴ける
１時間のミニ・ライブが行われています。
英語の解説付きで、
２人のファド歌手が歌います。
ディナーは普通のレストランで食べたいけれど、
ファドもちょっと聞いてみたい、
という観光客にはとてもおススメです^ ^。
私はもちろん
お客として聴くつもりで行ったのですが、
なんと、歌わせてくださいました！
計３曲を
観光客のお客様やお店のスタッフの皆さんの前で
歌わせて頂きました。
予想していなかったこともあって、
大緊張〜！
憶えていたつもりの歌詞が
ポコっと抜けちゃった！
現地の歌手の方が
一緒に歌って助けてくれました^ ^。
着いて早々に
こんな貴重な体験をさせて頂き、
感謝しかありません…
その後、夜９時からは、
同じお店の１階のレストランで
食事を頂きながらファドを聴きました。
男性１人を含む4人の歌手が３曲ずつ歌います。
間に必ず10分ほどの休憩が。
私はもちろん演奏中は
食べることなどできません(^ ^)。
演奏に釘付けです♪
4人の歌手（ファディスタ）は、
年代もスタイルも様々。
声のヴォリュームしかり、
声の質しかり、
声の細い太い、高い低いしかり。
語りが多めなのか、歌い上げるのか。
本当にそれぞれ全く違います。
そしてそれぞれの歌が
心のどこかに触れるのです。
その人の声で、その人の人生で、その人を歌う。
あぁ、ファドって、これなんだな…
歌詞の意味は分からなくても、
体の内側から放つ嘘のない声から
さまざまな想いが伝わってきます。
既に11時を回って
最後は4人でひとつの曲を歌い回し、終了！
かと思いきや、まだまだ続くとのこと！
最初に歌った若い女性から
また順番に歌っていきます。
そうやって最後まで聞いていたら、
お客さんの少なくなったところで
セルジオの計らいで
今度はレストランで
歌わせてもらうことができました！
これまた予想もしていなかったので、
ド緊張…..
やっぱりちょこっと歌詞が飛び、
声がひっくり返ったりもしましたが、
今の自分を歌いました。
ポルトガル語がきれいねぇ
歌詞が全部聞こえてきたわ
と現地の歌手の方から言ってもらって
とっても嬉しかった😆
はるばる日本からやって来て歌った私に
聴いていた皆さんが
温かい拍手をくださいました♡
嬉しくてありがたくて…
風邪と時差ボケで
調子は万全ではなかったけれど、
とにかく今の私が歌える歌を聴いてもらいました。
１日目のこの日で、すでに
６人のファディスタ（ファド歌手）の歌を
聴くことができました。
６人６様、歌声もスタイルも、
みんな全く違います。
語る様に歌うのか
とにかく歌い上げるのか
声の大きさ、声の質、
どれが正解でもなく、
どれが優れているわけでもなく、
それぞれその人のそのままです。
そして、どれもがファドでした。
私のファドは、どんなだろう？
ということをすごく考えさせられました。
ファドについては私はまだ、
人の真似をしている段階。
自分の「歌」って何なのか
自分を真に表現する心と声って何なのか
私にとって「歌」とは何なのか
と、自分に問いかけます。
こうやってひとつひとつ
丁寧に歌い重ねて
見つけていこうと思います。
旅の始まりから
本当に貴重な機会を頂きました。
素晴らしい経験をさせてもらいました！
とにかくやっぱり
ファドはいい♡
滞在中は毎晩聴きまくります^ ^。
☆「ファドの旅～リスボン滞在２日目」に続く。
コメント