ファドの旅の記録を書いております^ ^。
リスボン滞在8日目は、まさにファド尽くし!
お昼からファド博物館へ行きました。
ファドの歴史
ミュージャンへのインタビュー映像
などなどを観ることができます。
展示や映像を観ながら
私はファドについて、まだ何も知らない
と感じました。
夕方には、また
ポルトガルギター奏者のセルジオさんが演奏する
バイロアルトのお店を訪ねました。
ファド博物館で
自分の無知に改めて気付いて、
自分がファドを歌っていることが怖くなっていました。
セルジオさんに
「今日は歌いません。聴くことを楽しみます。」
と、拙いポルトガル語で伝えました。
ところが、ライブが始まってしばらくすると、
「日本から来たファド歌手だよ」
紹介してくださって、歌うことになりました。
色んな思いが交錯して、
頭がぐちゃぐちゃになってしまい、
またもや歌詞が飛んでしまって。
なんとか繕いましたが、
歌い終わって気持ちが重くなりました。
お客様で聴いていた韓国からの方達が
私が歌ったことをとても喜んでくださって^ ^、
「これからもがんばってね!」
と声を掛けてくださいました。
シンガポールから来たという女性には、
「あなたの歌はとても素敵だから、
ファドを歌い続けてね」
と言ってくださいました。
嬉しいな… ありがとうございます。
少し気持ちが晴れました。
その後7時からは、
前夜と同じバイロアルトのファド酒場へ。
この夜は、
ジョアナ・アメンドイラさんという
素晴らしいファディスタが歌いました!
常ににこやかで、自然とそこにいて、
お人柄から魅力的です♡
伸びやかで情感あふれる美しい声✨
希望や優しさが伝わってきます。
街のファディスタの登場は??
ありました!
前夜も歌った、ちょっと緊張気味だった兄さんが、
この日は伸び伸び歌って、
大いに盛り上げていました^ ^。
10時を過ぎたら頃から
お店は立ち見も有りの満席以上!
最後はもちろんジョアナさんが歌い、
きっちり0時に閉店。
楽しい時間でした🎵
夜道をてくてくと歩いて
アパートへの帰り道、
アルファマの入口にあるファドレストランが
まだ煌々と明かりを灯していました。
すでに0時半でしたが、
お店の人に「まだ大丈夫ですよ^ ^」
と言われたので、入店しました。
10ユーロ+飲み物で、
2人のファディスタを聴くことができました♪
実はこのお店は、11年前に
初めてファドを生で聴いて感動した
思い出のお店でした♡
この日もたくさん聴きました。
色んなことを感じました。
聴けば聴くほど、知れば知るほど、
自分がファドを歌う意味を考えてしまいます。
ハートではなく、マインドが騒いでいます。
ちょっとした暗闇に迷い込んだような、
そんな気持ちになった日でした。
☆「ファドの旅~リスボン滞在9日目」に続く。
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